初めてのマラソン登録:部門長のための実践ガイド
はじめに:なぜ部門長がマラソンに登録するのか
去年の秋、僕は生まれて初めてマラソン大会にエントリーしました。
それまでは「3km走る」くらいなら気軽にやってたけど、「42.195km完走を目指す」という明確な目標を持つのは別物です。エントリーした瞬間、心構えが変わりました。
部門長として毎日、複数の判断を迫られる立場にいると、目標というのは大事です。でも、その目標が「売上目標」「プロジェクト完了」みたいな仕事の目標だけだと、疲れる。
マラソン完走という「仕事以外の明確な目標」を持つことで、不思議と仕事のパフォーマンスも上がる。少なくとも、僕はそう感じています。
では、実際に僕がどうやってマラソンに登録したか、そのステップを紹介します。
ステップ1:マラソン大会を選ぶ
1.1 どの大会を選ぶか
マラソン大会は、日本全国で毎週のように開かれています。でも、部門長として忙しい立場なら、いくつか「選ぶ基準」を持つべきです。
僕が重視した3つの基準:
- 日程: 3-4ヶ月後の秋冬(仕事の繁忙期を避ける)
- アクセス: 東京圏から当日往復可能(出張扱いで移動)
- 規模: 中程度(1万~3万人)、小さすぎず大きすぎず
最初のマラソンなら、「有名だから」「友人が走ったから」という理由で選ぶと後悔します。自分のスケジュール、体力、仕事のパターンに合った大会を選ぶことが、完走の鍵です。
1.2 おすすめの大会(部門長向け)
実は、大企業の部門長層が参加しやすいマラソン大会というのは、ある程度限定されます。
東京圏在住・仕事が忙しい部門長向け:
- 東京マラソン(ただし抽選)
- 横浜マラソン(秋開催)
- 筑波マラソン(茨城、初心者向け)
- 富士マラソン(富士山麓、景色が良い)
大阪・関西圏向け:
- 大阪マラソン
- 京都マラソン
全国向けオンライン登録が簡単:
- RUNNET(ランネット):多くのマラソン大会が登録できる全国最大規模プラットフォーム
- 各県の市民マラソン
ステップ2:必要な装備を揃える
2.1 最初に揃えるべき3つのアイテム
マラソンに登録した瞬間から、「何を揃えようか」という悩みが始まります。でも、本当に大事なのは3つだけです。
必須アイテム:
おすすめランニングシューズ ランキングTOP5
エグゼクティブランナーに人気のシューズを厳選
ウォッチ(心拍計測機能付き):
GPSランニングウォッチの定番。正確なデータ記録と分析機能が優秀。
ウェア(速乾素材):
プロランナーも愛用する高機能ランニングシューズ。クッション性と耐久性が抜群。
2.2 「いらない」ものリスト
一方で、最初は買わなくていいものも多いです。エンジニアである僕が陥った罠を共有します。
❌ 高級なGPSウォッチ(最初は不要)
- スマートフォンのアプリで十分
- 走行距離、時間、ペースが記録できれば OK
❌ サプリメントの大量購入(最初は不要)
- 水分補給と市販の栄養補給ゼリーで OK
- 本番1ヶ月前に試す程度
❌ ランニング専用シューズ×5足
- 最初は2足(長距離用 + スピード練習用)で OK
要するに、「マラソン完走」という目標に必要なものだけを選別することが、後々の時間と金銭の効率化につながります。
ステップ3:トレーニング計画を立てる
3.1 16週間の基本スケジュール
登録した日から「本番まで何週間あるか」を数えて、逆算でトレーニング計画を立てます。
一般的に、未経験者がマラソン完走を目指すには 16週間あれば十分 です。
基本的な週間パターン:
| 週 | 月間走行距離 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1-4週 | 60-80km | 基礎作り | 毎週10km程度の長距離走+軽い練習 |
| 5-8週 | 80-100km | 距離を伸ばす | 15km+軽い練習 |
| 9-12週 | 100-120km | ピーク | 20km+軽い練習 |
| 13-15週 | 60-80km | 調整期 | 距離を減らす、質を高める |
| 16週 | 30km | 本番1週間前 | 完全休息 |
3.2 部門長として「時間をどう作るか」
ここが、多くの忙しい経営判断層が失敗するポイントです。
僕の場合、朝の時間を活用しました。
朝ラン: 平日5時30分起床 → 6時-7時ラン → 7時30分からの1on1ミーティング
これなら、仕事のスケジュールに影響しません。むしろ、朝ラン後の脳のスッキリ感が、午前の判断力を上げます。
ビジネス書での学び:
時間管理の革命的手法。忙しいビジネスマンこそ必読の一冊。
ステップ4:実際に登録する
4.1 オンライン登録の手順
ほぼすべてのマラソン大会は、オンラインで登録できます。
RUNNETの場合:
- RUNNETサイトにアクセス
- 目当ての大会を検索
- 「エントリーする」をクリック
- 個人情報入力(名前、年齢、性別、所属企業など)
- 参加料金をクレジットカードで支払い
- 確認メール受信 → 登録完了
所要時間は 約10分 です。
4.2 登録後、すべきこと
登録完了後、大事なのは「実は完走まで、もう後戻りできない」という心構えです。
登録後のチェックリスト:
- カレンダーに「本番日」と「トレーニング開始日」を記入
- 職場の上司に「このマラソンに参加する」と伝える
- トレーニング仲間(友人など)を見つける
- 家族に「毎朝ランニングするから」と告知
最後のやつが大事です。朝5時30分に起床する習慣を、家族に理解してもらうこと。これがないと、登録しても3週間で挫折します。
ステップ5:登録から本番までの心構え
5.1 「なぜ登録したのか」を思い出す
マラソン登録から本番まで、4ヶ月間あります。その間に、必ず「こんなことやめたい」という瞬間が来ます。
- 寒い朝、走りたくない
- 仕事が忙しくて、ランニングができない週
- 足が痛い、膝が痛い
そういう時に思い出すべきは、「なぜ、俺はこのマラソンに登録したのか」という原点です。
僕の場合は「疲れながらも前に進む経験を、もっと積みたい」という理由でした。そこに立ち返ると、朝の1km、昼間の疲れた状態での決断も、全部が「トレーニング」に見えてきます。
5.2 完走から先のこと
そして大事なのは、「完走がゴールではない」ということです。
マラソン完走は、本当のゴールではなく、「メンタルトレーニング」のスタート地点です。
完走後、多くの人は「次のマラソンはいつにしよう」「トライアスロンに挑戦しよう」という新しい目標が生まれます。
部門長として、この「次のステップへの自然な進化」というのは、仕事のキャリアにも大きく影響します。
よくある質問
Q: 「走ったことがないんですが、本当に完走できますか?」
A: できます。ただし、3つの条件がある:
- 16週間のトレーニング期間がある
- 毎週、最低3日は走る習慣を作る
- 本番までに、20km以上の長距離走を何度か経験する
Q: 「どうしても時間がない場合は?」
A: 正直に言うと、週3日、1日30分確保できないなら、マラソン完走は難しい。ただし、ハーフマラソン(21km)なら可能。
Q: 「膝が痛くなったら?」
A: 無理は禁物。医者の診察を受ける。3週間休んでも、本番の2週間前なら間に合います。
次のステップ
- RUNNETで大会を検索 → 3-4ヶ月後の大会を見つける
- シューズを購入 → ランキングを参考に選ぶ
- ウォッチを購入(オプション) → 心拍計測機能があると便利
- トレーニング計画を立てる → カレンダーに落とし込む
- 登録する → 心構えを決めて、エントリー
まとめ
マラソン登録は、部門長にとって「不完全な状態で、16週間をかけて、42.195kmを走り切る」という体験です。
それは、ビジネスにおける「不完全な情報で、長期的な目標を達成する」という経験と、全く同じです。
だから、登録した瞬間から、あなたはもう「メンタルトレーニング」を開始しています。
朝の3km、昼間の疲れた状態での判断、夜のトレーニング調整。すべてが、あなたをリーダーとして成長させます。
では、今週末にでも、RUNNETにアクセスして、「この大会に出よう」という大会を探してみてください。
登録するかしないかは別として、「本気で登録しようかな」と思う大会が見つかった瞬間、あなたの判断力は既に磨かれ始めています。